国際ブランド
VISA
世界的にはMasterと並ぶ2大ブランド。日本においては当初VJAのみが加盟店を開拓したという経緯もあり、
JCBの後塵を拝していたが、VISAインターナショナルが日本信販(国際カードビジネス協会)にも直接ライセンス供与を行ったのを皮切りに、
数多くの企業と積極的に提携を行い日本でもトップのシェアとなっている。
JCB
日本発の国際ブランドであると同時に世界で唯一アメリカ系ではない国際ブランド。
アジア各国を中心に加盟店を増やし、韓国や台湾、香港、シンガポール、マレーシア、タイなどではVISAやMaster並みの加盟店がある。
日本最大のカード会社であるため国内での利用は申し分なく、特に地方などではJCBしか使えない店も散在する。
日本では自社およびジェーシービーグループ(フランチャイズ)以外のカード会社にもライセンス供与(加盟店開放・ブランド発行会社)を行い、
提携先を通じたカード発行も行われている。
MasterCard
世界的にはVISAと並ぶ2大ブランド。「EURO CARD」と提携(2002年に吸収合併)しているため、
ヨーロッパで強いと言われている。日本においては、かつてはビザ・ジャパン陣営に属さない銀行系のカード会社にブランド供与を行うことで
トップのシェアを誇っていたが、積極的なCM攻勢と提携先を選ばないブランド供与で勢力拡大を図っている。
アメリカン・エキスプレス (AMEX)
細かく細分化されたカードのグレードとそれに応じた年会費の高さが特徴。
また、自社発行のカードにグレードに応じた利用限度額を設定していない。自社でカード発行を行うとともに、
日本ではクレディセゾンに、香港ではイオンクレジットサービスの現地法人に対してもライセンス供与を行っている。
Diners Club
世界で最初に登場したとされる汎用型のクレジットカード。
会員には企業経営者やエグゼクティブ層が多い。殆どの自社発行カードに利用限度額を設定していない。
また、ゴールドカード以下のグレードのカードは発行していない。そのせいか、
一般人が利用するような店で加盟店となっているところは少なく、大中規模小売店や高級店を中心に利用可能店が多い。
このためステータスが高いブランドといわれている。現在はシティグループに属しておりカナダでMasterCardと提携を始めた。
ディスカバーカード
アメリカ発、カード会員5千万人、加盟店4百万店以上。大半の加盟店はアメリカであるが、
一部カナダ、メキシコ、コスタリカ、ミクロネシア、マーシャル諸島やカリブ海の諸国で加盟店開拓をしている。
中国のユニオンペイ・ネットワークと相互に加盟店を開放することで合意。中国、シンガポール、タイ、韓国でも利用できるようになる予定。
ユニオンペイ・ネットワーク
中国を中心に広がっているクレジットカードネットワークシステム。
2002年3月に設立され、中国中の銀行が加盟。中国以外にもアメリカ合衆国、日本、シンガポール、韓国、タイ、
ドイツ、フランス、オーストラリアなど約20カ国で利用できる。前述のディスカバーカードと相互加盟店開放に合意。
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